饒舌な茶碗 《oshaberi-cup》
ひねもすのたり のたり…日々の暮らし。 定職につけない遠距離介護中。 能天気なプチ持病持ち日記♪
NHKのEテレの古民家カフェを紹介する番組、
「ふるカフェ系 ハルさんの休日」という番組をご存知でしょうか?
時々、気になるカフェが出たら視聴している狸です。
で、先日
長野・塩尻市奈良井~古民家の町の古民家カフェを見まして、
奈良井宿っていいなぁとぼんやり思ったのですが、同じく視聴した白熊もそう思っていたらしく…。
前から「馬籠宿」に行ってみたいらしいのですが、今回の旅は「信州めぐりフリーパス」を有効に使うために「信州」で完結せねば(笑)
思いがけず、奈良井宿に行くことになりました。
中山道沿いに、約1キロメートルにわたって江戸時代や明治時代の建築物が立ち並び、往時の面影を色濃く残す奈良井宿は、昭和53年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
だそうです。
信濃町IC→塩尻IC下車。40分程車を走らせて奈良井駅前到着~。
駐車場がちょうど1台だけ空いていたのでラッキーでした。
奈良井駅前駐車場 普通車15台(2017年7月1日より有料化) 金額:500円
あら…有料化されたばかりだったのね…(笑)
逆に今まで無料だったのは少しびっくりかもです。
駐車場のおじさんが案内図をくれる。
「1kmくらいありますから、頑張って歩いてくださいね。」と言われ。
おおぅ、この湿度じめじめの中…1kmかぁ…ううう…。と思いつつ気合を入れなおしっ。
曇りがちなのは幸いと思うことにしよう。
奈良井宿駅前からすぐに素敵な街並みが始まります。
古い建物を利用した塗りものやさん、土産物屋さんや雑貨屋さん、食べ物屋さんなどが
ぽつぽつとあり、神社の参道のようにひしめきあっていない感じがいいかも。
天気もいま1つだからなのか人もまばらで、有名な「馬籠宿」だとこうはいかないのではないかと思ったりする。のんびり散策できて楽しい。
ここは「ハルさんの休日」ブログ風に
行けども行けども
古民家! 古民家! 古民家!
(でもハルさんと同じ建物の写真はupしていないというところでわずかな差別化をはかる 笑)
更に…古民家! 古民家! … んっ?
白熊がある古民家に引き寄せられてゆく…
五平餅だぁ~

くるみ・えごま・ごま入りしょう油みそたれの五平餅
甘いみそたれで狸夫婦好み

食べていたら、突然の大雨!!!








あわてて2件先の軒下に入って雨宿り。
五平餅を食べ終えても暫くはやむ気配なし…。





実は、雨宿りさせていただいていた建物が「上問屋資料館」の軒下。
中を見学してみることにする。
●上問屋資料館(かみといやしりょうかん)
昔宿駅には幕府の役人や諸大名・その他の旅行者用のために、幕府の定めた一定数の伝馬(てんま・宿駅用の馬)と歩行役(人足)とを定備しておき、旅行者の需に応じていました。これを宿駅制度(宿場・伝馬制度)といいます。
この伝馬と歩行役を管理運用していたのが「問屋(といや)」です。
奈良井宿の上問屋は、近世初期から幕末まで継続して問屋を勤め、近世後期には、庄屋も兼務していました。その長い間に残された古文書や日常生活に使用した諸道具等を展示しています。国指定重要文化財。
(展示品)古文書 約100余点 陶器・漆器・その他約300点余
だそうな。
入館料300円を支払い見学する。
写真を撮っても大丈夫ということでカメラを手にもったまま見学開始。
素敵な箱階段。
お部屋のあちこちに屏風などが飾ってあります。
明治天皇が木曽路巡幸の際、お食事(お昼)を召し上がられたということでも、よく知られています。と塩尻市観光協会のホームぺージにあった。
「行在所(あんざいしょ)」の札があり、写真もあります。こちらのお部屋に滞在されたようです。
一通り回って階段を降りようと廊下にでたところ…
薄暗い廊下に無造作においてあった屏風に目が留まる。
百人一首?
縦書きだけど、必ずしも右から順番に書かれていない。
書き方がデザインされていて面白い。
阿倍仲麿
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」
上の句は普通に書かれているですけど、下の句が上下に分かれて書かれていました。
山部赤人と中納言行平は右から順番に書かれているが、1文字目の高さに変化を持たせてある。蝉丸
「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 」
は下の句と上の句が順番を逆にしてあったり
在原業平朝臣
「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」
に至っては、名前と上の句の途中までを中央右上から斜めに配置して、右下に続いて左上に続くという、かなり遊んだ配置。
全体でみたときに配置にリズムがある。面白~い。
「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」
に至っては、名前と上の句の途中までを中央右上から斜めに配置して、右下に続いて左上に続くという、かなり遊んだ配置。
全体でみたときに配置にリズムがある。面白~い。
百人一首に強い白熊と、ほんの少し草書が読めるぱん狸コンビは2人がかりで解読して遊ぶ。
妙なところにひっかかって、雨宿りのつもりが結構楽しんでしまった。
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【上問屋資料館】
住 所 : 長野県塩尻市奈良井379
電話番号 : 0264-34-3101
定 休 日 : 不定休
営業時間 : 3月上旬〜12月下旬(開始9:00〜17:00終了)
ホームページ :奈良井宿観光協会
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【木曽奈良井宿 きむら】
【木曽奈良井宿 きむら】
住 所 : 長野県塩尻市奈良井384
電話番号 : 0264-34-3710
FAX番号 : 0264-34-3720
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